私のアイドルオタク人生そのものである彼が、いきなりグループを卒業した。
私が知っている彼は、私が9年間見てきた彼は、Hey!Say!JUMPが大好きで、メンバーが大好きで、JUMP担が大好きなはずだった。
いきなりグループから、ファンから離れるような人ではなかった。
いきなりではなかったのかもしれない。
彼には、ずっとずっと、迷いと決心の日々があったのかもしれない。
即日卒業せざるを得ない事情があるのかもしれない。
本人が何も語らない以上、何もわからない。
本人が何か語っても、全容は永遠にわからないだろう。
でも、これはあまりにも唐突で、私の知る彼が起こす行動とはかけ離れていて、勝手に裏切られたような気持ちになっている。
アイドルは偶像だ、とよく言われるが、彼は自分の言葉で、彼自身を等身大で語ってくれる人だった。
だから、私は彼を信用していたし、彼が見せてくれた彼は本物だと思っている。
それほどに、彼とファンの間には絆が確かにあったはずだ。
それが、こんな急に、こんな形で崩れることがあってたまるか。
でも、現に今の私は彼を信じられずにいる。素直に応援できずにいる。
彼のここ最近の活動を思い返して、色々な思いがよぎる。
特に、写真集の完成度は素晴らしかった。
私が出会った23歳の彼は、いつも自信なさげだった。
かつて彼からセンターを奪い、常にキラキラ輝くエースの隣で、どこか元気がなかったように見えていた。
でも、そんな彼は、この9年間本当に本当に努力していた。
外から見ていたファンがそう思うくらいだから、見えない部分の努力は想像を超えるものだろう。
メンズノンノのモデルに抜擢され、ボイトレを始め、難しい舞台にも挑戦し、英語力もぐんぐん伸ばし、武術など特技を増やしていった。
徐々に表情や体に自信が現れてきた彼は、楽曲の中でもソロパートが増えたし、センターで踊ることも多くなった。
努力をして、個人活動で挑戦して、その成功で得た自信をグループ活動でも発揮しているようで、見ていてとても気持ちが良かった。応援しがいがあった。
写真集では、その過去を乗り越えた成熟さを全ページから感じた。
そんな近年の大躍進の中で、思うところはたくさんあったのだろう。
向上心のある彼にとって、グループ活動の足並みが満足ではなかったのかもしれない。
もっともっと、個人で挑戦したくなったのかもしれない。何かビッグチャンスを掴んだのかもしれない。
もしかしたら、年齢を重ねて、体力面等の事情からグループ活動と個人活動を両立することが難しくなったのかもしれない。
それでも。
それでも、私は、アイドルの彼が好きだ。
どうしてもどうしてもどうしても、やめてほしくなかった。
今日のa-nation、見ました。7人、支え合いながらやりきったステージ。
素晴らしかった、選曲も、7人のパフォーマンスも。大好きだと感じた。
でも、どうしてここに彼がいないのだろうと号泣する1時間だった。
ウィークエンダーには、ファンファーレには、カモナには、
明日エルには。あなたがいなきゃでしょう。
あなたは、間違いなくHey!Say!JUMPに必要な人だ。
彼の声が、ダンスが、合いの手が、おふざけが、Hey!Say!JUMPには必要不可欠だ。
アイドルとしての華が抜群にある人だ。
JUMP担を愛し、JUMP担に愛される人だ。
涼介を、知念を、大ちゃんを、いのちゃんを、光くんを、たかっくんを、薮くんを愛し、メンバーに愛される人だ。
グループに所属していてできないことって何だろうか。
最後の外部ライブに参加することはできなかったのだろうか。
なぜこの卒業は、ファンが応援できるような形ではなかったのだろうか。
彼は本当に真面目で、誠実で、時々ネガティブで心配になることもあるけど、その度に自分なりの道を見つけて、努力する人だった。
Hey!Say!JUMPが自分の帰る場所で、大切なんだと語り、はにかむ人だった。
みんなで一緒にいて、その温かさをどうして手放せるのだろうか。
あんなにもJUMPとメンバーが好きで、舞台の上で最高にキラキラと輝いていた彼は、何を抱えて、何を思っていたのだろうか。
発表があってから、私はただただ茫然としている。
彼のHey!Say!JUMPとしての18年間に、そして私が応援できた9年間に想いを馳せている。
理解できなくて、裏切られた気持ちになっていると同時に、9年間夢中で追いかけた彼を嫌いになりたくなくて、彼が選んだ道を応援したい気持ちでいっぱいだ。
でも、本当に本当に悲しい。本当に本当に本当に寂しい。
明日へのエールのイントロで爽やかに微笑んでいた金髪の彼に一目惚れをした瞬間から、とても幸せな9年間だった。彼に救われ続けた9年間だった。
つらい時間を過ごした中高生時代、Hey!Say!JUMPをテレビで追っかける時間が唯一の楽しみで、感情が機能する時間だった。
私を幸せにしてくれた彼は、彼もまた幸せなアイドル人生だったのだろうか。
笑顔でステージに立っていた時間は、彼にとってもちゃんと幸せだったのだろうか。
これからの彼を応援する、なんて、そんなことまだ安易に言えない。
それくらい私は、Hey!Say!JUMPも、彼も、同じくらい大好きなのだ。
どっちかだけを選ぶかもしれないし、両方好きを続けるかもしれないし、両方卒業するかもしれない。
Hey!Say!JUMPを好きな気持ちが、彼がいないという現実の悲しさに勝てないかもしれない。
彼のパートをカバーする7人は、胸が張り裂けそうで見られないかもしれない。
Hey!Say!JUMPではなくなった彼は、もう私の知っている彼ではないかもしれない。
でも、Hey!Say!JUMPも彼も、全部全部大好きかもしれない。
わからない、私にとってこの9年間は長かった。
彼のオタクになったことをきっかけに、私は色々なアイドルのオタクになることができた。
だけど、彼を、Hey!Say!JUMPへの思いを超えることは、残念ながら一度もなかった。
こんなに雑食アイドルオタクなのに、一度もなかった。
こんな好きな人に、出逢う季節二度となかったのだ。
Hey!Say!JUMPってすごすぎないか。
そして、初恋の魔力って残酷なほどに強力なのだ。
アイドルとしての彼が大好きだった。もう本当にとてつもなく。
人生を共にしてきた人だった、これからも当たり前にそうだと思っていた。
本当に本当に大好きだ。大好きで、大切で、愛おしくて、奇跡のような存在だ。
ありがとう。
私に人を応援する気持ちを教えてくれて、夢中になる楽しさを教えてくれて。
色々な感情がごちゃ混ぜになっているけれど、それでも感謝は絶対に消えない。
ありがとう。
あなたはカッコ良くて、可愛くて、面白くて、キラキラしていて、真っ直ぐで、ちょっと偏屈で、爽やかで、スタイリッシュで、優しくて、真面目で、誠実で、素晴らしい人だ。
そんなあなたを9年間応援できたことを、誇りに思うよ。
長い長いポエムを書いてしまった。
ところどころ矛盾していることは、自分でもよくわかっている。
人を応援する中で、相反する気持ちを持つことは当然なのだ。
それこそが、推すという喜びと業なのだ。
多分、私はまだ現実を完全には受け入れられていない。
7人のステージを見た後でも、彼のパートを他のメンバーがカバーした姿を見てもなお、何か現実として頭も心も理解できていない。
でも、今日ここからが戦いの始まりなのだ。
やっと、考えることを始めることができて、文章にすることができたから。
サヨナラなんてしたくない、ずっとそばにいたい。
でも、サヨナラしてしまうかもしれない。
人生、何があるかわからない。
それでも、全てをひっくるめて言えることがある。
私が1番好きな四文字は、『中島裕翔』だ。







