〖感想〗成均館スキャンダル。
『成均館スキャンダル』
邦題:『トキメキ☆成均館スキャンダル』
韓ドラ時代劇の金字塔!!
男装ヒロインと美男が繰り広げる青春ストーリーに惚れ惚れすること間違いなしです!!
【CAST】
パク・ユチョン as イ・ソンジュン
「屋根部屋のプリンス」「匂いを見る少女」
パク・ミニョン as キム・ユニ/キム・ユンシク
「ヒーラー」「キム秘書はいったい、なぜ?」
ユ・アイン as ムン・ジェシン
「六龍が飛ぶ」「シカゴ・タイプライター」
ソン・ジュンギ as ク・ヨンハ
「優しい男」「太陽の末裔」
キム・ミンソ as チョソン
「太陽を抱く月」「グッド・ドクター」
アン・ネサン as チョン・ヤギョン
「キルミー・ヒールミー」「まぶしくて」
キム・ガプス as イ・ジョンム
「恋愛じゃなくて結婚」「耳打ち」
チョ・ソンハ as 正祖(チョンジョ)
「THE K2」「100日の朗君様」
【STAFF】
演出:キム・ウォンソク
「未生~ミセン~」「シグナル」
脚本:キム・テヒ
「偉大な遺産」「ビューティフル・マインド」
【CHARACTER】
~花の四人衆~
イ・ソンジュン(パク・ユチョン)
老論派の長、左議政の一人息子。礼と法を順守する硬派な男。ユニの文才にいち早く気付き、成均館へと導く。
あだ名:佳朗(カラン)
キム・ユニ/キム・ユンシク(パク・ミニョン)
南人派、貧しい家庭で育つ。病気の弟(ユンシク)の名を借り仕事をしていた。ソンジュンとの出会いがきっかけで、女の身でありながら男装して成均館の学生になることに。
あだ名:大物(テムル)
ムン・ジェシン(ユ・アイン)
少論派、家柄は良いが不良。ヨンハとは10年来の友人であり、ソンジュンとユニとは同室生になる。
あだ名:桀鰲(コロ)
ク・ヨンハ(ソン・ジュンギ)
無党派、お金持ちの息子。いつも豪華な服装をしているプレイボーイ。「私はク・ヨンハだ~」の一言で場を収めてしまうこともしばしば。暴れ馬ことコロとは10年来の友人。
あだ名:女林(ヨリム)
ハ・インス(チョン・テス)
老論派、成均館の掌議(チャンイ)→いわゆる生徒会長
同じ老論派であるソンジュンと対立する。目的のためには手段を選ばない。
ハ・ヒョウン(ソ・ヒョリム)
インスの妹。ソンジュンに心を寄せる。
チョソン(キム・ミンソ)
トップ妓生。紳士的なユンシク(ユニ)に好意を抱く。
チョン・ヤギョン(アン・ネサン)
成均館の博士であり、王の腹心。南人派。ユニの秘密を知るも、弟子にする。
正祖(チョ・ソンハ)
朝鮮第22代王、温厚で賢い。党派に関係なく優秀な人材を登用する王朝を目指すが、老論派の家臣たちの反対を受けている。
【感想】
ラブコメ時代劇と言えば・・・
「成均館スキャンダル」!!と名高い今作。
韓ドラファンとしていつかは見ねばとずっと思っていたので、念願の視聴でした!!
もう~最高に面白かった!!!!!!!!!!
3日間の集中視聴だったのですが(配信期間の都合上)、もうちょっと1話1話を堪能したら良かったと若干後悔するくらい、どの話も内容が濃いです。
邦題のせいでラブコメの印象がありますが、主軸は別のものだったように感じます。
「成均館の学生たちが、儒教の教えと誇りを胸にどうやって試練を乗り越え成長するか」がテーマであり、メインは若者たちの成長ストーリーだったんじゃないかな。
もちろんラブコメ要素もバッチリありますけどね!!!!
未来の官僚の登竜門である成均館の学生としてプライドを持ち、気高く、勇敢に、仲間のために行動する彼らがとても立派でした。
ちょっと余談なのですが私は受験勉強の中で倫理が大好きで、特に孔子の「仁と礼」にいたく共感した経験があるんですよ。
なので、儒教の教えが盛り沢山なところもとても楽しかったです。ここにフォーカスしてもう1回見たいくらい!笑
また、官僚となる彼らは学問を政治に置き換えながら学びます。
派閥や貧富により苦しむ民がいないような新しい世の中はどのように作っていけばいいのか。民を慈しむとはどういうことか。
王様と一緒に理想の世の中を模索する学生たちの姿をまぶしく思いながら見ていました。
志があるって素敵なことですね…!!!!
また、今回は裏テーマとして「父と子」があったのではないかなと思います。
ソンジュンと左議政。ジェシンと大司憲。
掌議と兵曹判書。そしてユニと顔も覚えていない父。
それぞれ父の背中を見て育ち、父の立場によって子の立場も決まる。
父の教え、自分が守りたいもの、自分が失った大切なもの…
父は子の成長を感じ、子は父の愛を感じ…そして葛藤する。
父と子のシーンで幾度となく泣きました。
特にソンジュンと父の固く結ばれた信頼関係が良かった。ソンジュンがあれほど尊敬するのだから、きっと今作の左議政は悪者じゃないだろう!と最後まで私は信じておりましたとも。涙
また、ユニ父の娘の未来のために懸ける思いにユニと一緒に胸が痛くなりました。(しかもユニの涙がめっちゃ綺麗なんよ…泣)
政治、友との絆、父の教え。
成均館が舞台なだけあり、儒教の教えが基盤にある作品でした。
私ももっと深く儒教の教えを学んでみたいと思いました!
ここからはラブコメ要素の感想をば!!
花の四人衆のうち、私の推しはヨンハでした!!
自分が興味のあることにだけ首を突っ込んで当事者にはならず見学席に座っているようなヨンハが、仲間のためにアクションを起こすまで成長するなんて…
抱えていたコンプレックスを打ち破って一皮むけた姿が本当にカッコよかった。
顔も晴ればれとしていたしね!!
それにしても、ソン・ジュンギっていつ見てもビジュアルが安定していますね…!!太陽の末裔と見比べても全然変わらない!笑
昔のソン・ジュンギも爽やか&軽やか。
1人優雅で、妙に華がありました…
そして、韓ドラオタクの皆さまから熱烈な支持を受ける…「コロ」!!笑
やっとやっと伝説のコロと対面でした…が!!
私はコロ vs ソンジュンだったら、ソンジュン派かな~~~~!!!!!!
毎回毎回ユニを心配し続けていたコロ先輩の心労を思うとちょっとかわいそうでした…笑
誰よりもユニに振り回されていた人物ですね!!笑
ユニの秘密を知っていることも全然明かさないし、影の守護霊みたいになってましたが…
女慣れしていないコロの初恋(?)としては、丁度良いポジションだったのかもしれません。
意識しすぎると仲がこじれそうだったので!!
それにしても、一見荒くて不良っぽいのに、読書家であり、詩を愛する詩人であるなんて何てロマンチックな設定なんだ…!
コロファンが多いのも納得でした!!
そして、今作のヒーロー。
品行方正、才色兼備のお坊ちゃんこと、ソンジュン!!
私自身、自分でも嫌になるくらい真面目で堅物な人間なので、ソンジュンにはずっと親近感が湧いていました…笑
そんな真面目なソンジュンはユニと出会うことで礼と法以外にも守るべきものがあると知ります。
仲間と共に成長する幸せを得たソンジュンの笑顔がとても素敵でした…!!
またすごく、す~っごく硬派なソンジュン。
愛らしいユニを前に、彼の中の何かが崩れていく姿が人間味に溢れていて可愛かったです!!
そんなソンジュンを演じたユチョンさん。
残念ながら私のタイプではないのですが、硬派なお坊ちゃんがとても似合う美男っぷりでした。
まつ毛がくるんとしていて、彼が目を伏せた瞬間は背景に花が見えました。笑
また、元東方神起ということで、東方神起の「呪文」を聞きながら遠い記憶の中の5人の東方神起を呼び起こしていました…多分当時は小学1年生くらい…
K-POPの伝説的な名曲と言える、呪文。
少しでも韓国芸能をかじっている方なら、この曲のサビを知らない人はいないだろうな…
私も来世はイケメンに生まれて、SMの新人アイドルとしてこの曲をカバーしたいっす。(一体どのくらいのスパンで生まれ変わる気だい??)
そんな調子で動画を漁りながら、ユチョンさん繊細そうだな~と思っていました。
奇抜な髪形で顔がよく見えないのですが…笑
KinKi Kidsの硝子の少年とか似合いそうです。
全体的に堂本剛くんに似てるし。
ユチョンさんも色々ありますが、この作品とイ・ソンジュンという役は、今後もたくさんの人に愛されると思います。
そしてそして、愛らしいルックスと誰よりも肝が据わっている男勝りな性格でドラマ中の男子と視聴者をメロメロにしたパク・ミニョンちゃん!大好き~~~~~~!!
声や表情もしっかりと男寄せでしたし、自分の意志を貫く強さと、民を思いやる思慮深さにユニの魅力をビシバシ感じていました。
サービスシーンの妓生姿、とてもとてもとても可愛かったですね~!!!!
今の彼女は女神のような美しさを誇りますが、約10年前の彼女はキュートさに溢れていて私も男性陣に負けないくらいメロメロでした…
そんなユニとソンジュン。
おいおい、カップルリングは大胆すぎやしないか??男色騒ぎがあったばっかりではないか??と思ったりもしたのですが…
恋愛に舞い上がっている2人が可愛くてしょうがなかったです。
もうユチョンとパク・ミニョンちゃんが見つめ合うだけで画面がピンク色に…キスシーンも艶やかで良かったです♡
でも欲を言えば、綺麗な女の子姿のユニとソンジュンの2ショットがもっと見たかったかも。
男装も良いですが、おめかししたユニにドキドキして目を逸らしちゃうソンジュンが見たかった…
ソワソワする2人にこちらもキュンキュンしたかったです…
なのでラストシーンはあまりにもサービスすぎて、何回もリピートしちゃいましたよ…ソンジュンの髭は要らなかったと思うけど…←
全て上手くいったようで、納得できないところもあって。
ユニの秘密を知った掌議のその後とか。
チョソンはどうなったのかとか。
王様は結局身体の不調により亡くなったのかとか。
ユニは最終的に成均館の博士になっていましたが、
相変わらず男装が続いているのかとか。
このドラマはシリーズ全4巻の小説が原作で、そちらの方を読んだらまた分かるのかな…
原作が気になってしょうがないので、頑張って探して読んでみようと思います!!
(追記:読みました!!端的に言うと最高!!花の4人組の原作版の名前にも驚きでしたし、この4人組がさらに愛おしくなりました!!また別の機会に感想記事を書こうと思います!!)
学校が舞台なのでメインキャストは若い方ばかりだったのですが、脇を固めるおじ様方が有名な方ばかりで重厚な配置だったと思います!
だって、アン・ネサン、チョ・ソンハ、キム・ガプスですよ…他にも、顔を見たら「あぁ~知ってる~~~」という方ばかり。
安心安全信頼度マックスのおじ様方のおかげで若手もどんどん演技が光っていくみたいな、育成の面でも素晴らしい作品だったのではないかな~と思います。
何作か前に「100日の朗君様」を見てチョ・ソンハの悪役左議政に震えていたので、今回の民を思い理想の世を追求する優しい王様役にホッと胸をなでおろすような…笑
でもバリトンボイスは健在で(こっちの方が先だけど)、家臣たちを黙らせるために大きな声を出した時は空気がビンビン震えていました…音割れするくらい…
悪役の方が多いイメージですが、こんな威厳のある役も素敵だなと思いました!
また、同じく悪役イメージがあるキム・ガプスさん。
「左議政」なんて定番の悪役ですが、今回はとても賢明な息子思いの官僚で左議政のイメージを覆されました。
若者にも礼を忘れない姿がとても良かったです。
そして、学内悪役の掌議。
派閥を気にも留めないソンジュンを恐れ、同時にコンプレックスを抱く姿が何となくハリポタのマルフォイに似ていました…
どんな試練やイベントを経験しても一向に成長しないし、チョソンとは対等に接しようとしないし、掌議を見る目がとても冷ややかだったのですが…笑
それでも、大射礼で流した一筋の涙はドラマの中でも特に印象に残っています。
守りたいものができることで、きっとこの人の人生が変わっていくのではないかなと思います。
ところで、結局掌議の役職は剥奪になったのかな…??
花のような美男美女に豪華絢爛な衣装。
そしてハッと気付きを得るような儒学の教えに終始ウットリしていました…
愛すべき男装ヒロインを誕生させた傑作。
名作韓ドラ時代劇にあなたも夢中になるはずです!!
【OST】
やっぱり、成均館と言えばこれでしょう!!
イントロが可愛らしくて、ウキウキしますよね✨
【MOVIE】
古い作品だからか、公式が見つかりませんでした…汗
今作のおかげで息抜きとエネルギー摂取ができて良かったですし、最高の名作を楽しめました!
大量のレポート課題のせいで完走ブログも久しぶりになり、書き方を忘れてしまいまして…
ちょっとぎこちない…?ですかね??笑笑
しかもレポートの名残で文章がえらく固くなったような…笑
2021年も残すところあと3ヶ月ですが、少しずつブログの方も更新できたらいいなと思っております!
ではでは(・ω・)ノ